ニーハオ! 台北人/Taipeijinです。
台湾で株式投資にチャレンジしてみたことについて書いてみたいと思います。
台湾では外国人でも株式を買うことができます。
Contents
1.台湾で株式投資を始めてみた
台湾の証券会社で6.7年前から株を買ってみました。
現在どうなったと思いますか?
台湾で株を自分で売買している日本人女性はあまり知りません。
ごく一部はいらっしゃるとは思いますが、少なくとも私の友達にはいないようです。
台湾人の旦那様方はたくさんの方が株式投資をしていると思います。
2.台湾で株式投資のハードルは低い
台湾では株式投資のハードルが低く、誰でもやっている印象があります。
定年退職したおじいさんたちは会社の通勤の代わりに証券会社のボードの前に座っていますし、おばあちゃんたちも負けてはいません。
1000元、2000元の少額でも日々売買して、小銭を稼いでいます。
「菜籠族」という言葉があります。
菜籠とはいちばに持って行くお買い物籠のこと。
朝から市場に行く買い物籠を下げたおばちゃん、おばあちゃん達が市場のついでに証券会社に行って、デイトレーダーをすることです。
現在では進化して皆様パソコンや携帯アプリで、日々の売買をされています。
会社で働くビジネスマンも女の子も携帯アプリで株式売買。
そんなのが日常の台湾です。
3.証券会社の口座開設はどうする?
まず証券会社に行って「開戸」という新規登録をします。
その際にはすでに台湾の銀行口座を持っていることがマストです。
銀行系列の証券会社が良いかもしれません。
新規登録には外国人でもできますが、居留証は必要だと思います。
私は永久居留証をもらってから株式投資を始めました。
必要な物はパスポートと永久居留証あるいは居留証、健康保険証などの顔写真付きの2つの身分証明書です。
また口座を作ってから携帯やコンピューターで株の売買をする場合は別の申し込み書類を数枚書いて、それ専用のパスワードなどを作る必要があります。
4.ネットでも株式売買はできるが思わぬトラブル
携帯電話やパソコンでネットの取引をすることにしました。
申し込み書を色々と書いて、口座用の印鑑を押して、サクサク終了。
ここまでは良かったのですが、パスワードが自動で書かれた用紙をもらい、携帯アプリを入れたのですが、私の居留証番号と、パスワードを入れてもダウンロードすることができませんでした。
この問題点としては、台湾人のlDナンバーはアルファベットの大文字と一つと8桁の数字なのですが、外国人は二桁のアルファベットと、8桁の数学なので、入力できなかったことと思います。
私の永久居留証の番号の英語のアルファベット2つ文字を入れると全然登録ができませんでした。
その後証券会社の担当の人に電話をしてアプリが開けないことを伝えました。
すると台湾人と同じようなアルファベット一桁の別のID番号をもらってそれで登録することができました。
パスワードは先にもらったもので登録しますが、その後すぐに変更画面が出ますので、別のパスワードにすぐに変更しておきます。
ですので、先にパスワードは考えておいた方が良いと思いました。
5.日本と台湾の株式投資はどう違う?
日本でも以前株で遊んでいましたので、大体台湾と日本の株のシステムが似ていると思います。
ただし違うところが減資ということがあり、保有株数が自動的に減らされていることがあります。
日本では買った株式数が減ったことはなかったです。
端株が増えることはあっても。
台湾では株の減資があったりします。
減資をするのは、企業の資金が事業への投資に必要な金額より多くなってしまったときだそうです。
例えば、1枚の額面が10元、市価が100元だったとします。株数を10%減らす場合、額面の10元×10%=1元を投資家に返却するそうです。
株を買った直後に減資されると、大損ですよね。
でも減資も悪いことばかりではなく、株数が減った分、翌年同じぐらいの利益をあげられれば、1株当たりの配当金が増えることになります。
いままで利益を10株で割っていたのが、9株で割る事になりますから。
株主は増資のとき、やはり額面で株を分けてもらえます。市場で100元で取引されていたとしても10元で売ってもらえるということです。
例えば1,000株の株が800株になったりとかすることがあります。
それは企業が資産が減った時や、あるいは株価が値上がりしすぎしすぎた時に政府が何%とかの枠を決めて勝手に減らしたりします。
どちらにしても保有株数が減るのにはショックを感じました。
6.台湾の株は短期?長期?
台湾の株は長く持っておくと、増資で端株が増えていくこともありますが、減ることもあるのがちょっと日本と違うと思います。
実は2012年頃株を買って、頻繁に売買して遊んでいました。
その後色々と忙しくなり、ブログを書き出したのもあって、すっかり放置していました。
久しぶりに株価を見たら、某株が20倍くらいに上がっていたので、喜んだのですが、その株は6年前は2000株あったのが現在では減資され1400株くらいに減っていました。
600株も蒸発していました。
値上がりが急すぎて減資されたのです。
かなりのショックを覚えました。
そういうことを踏まえると、台湾の株式投資は長期というよりは短期決戦の方が良いかもしれません。
7. 配当金重視の株はおいしい
配当金重視の株の場合は長期でも良いですね。
配当金の高い株に投資して、6月から8月の間の配当金をプールして、それを12ヶ月分で割って退職後の生活費にしている方もよくいるようです。
外国人だと配当金などの収益に20%の税金が引かれます。
それでも、銀行に預金しておくよりは私の場合は良かったと思います。
8,買う株の知識は?
私の場合は約半年間は台湾の株式市場の数字をひたすら観察しました。
台湾の企業自体の情報があまりなかったので、各銘柄の気になる会社の株価を観察し続けました。
そうするとだんだん買い時、売り時が見えてきました。
ネットの株のコーナーだけで判断しました。

9.株を買う時の常識
台湾の取引時間は9時~1時30分までです。
13:45から14:30までは1000株に満たない端株を売り買いする時間です。
市価の株の2割引で売買されるそうです。
1000株に満たない場合は整理するか、買い足して1000株単位にしておくことをおすすめします。
売買後の金額の移動には2日の営業日が必要です。金曜日に買ったら、火曜日約定です。
手数料
売買手数料は購入価格の1.425%。ネットだと手数料が4割引きになるとのこと。
税金は売却価格の2%。
売買一往復で2.85%の手数料が取られるのですから、ネット割引きでも2%近くです。
もし台湾に長期でお住まいの場合は株式投資をしてみても良いですね。
うまくやれば銀行に預けているより良いと思います。
10.まとめ
台湾の株はもちろんピンキリですが、配当金のあるそこそこまともな株が1000株で30000元前後で買えますので、割とお手頃だと思います。
taipeijinは今のところ勝ち続けています。
台湾で株式投資をやってみて本当に良かったと思っています。
銀行に預けるよりはずっと配当金は良かったです。
でも、人に銘柄など教えたりはしませんので各自のご判断でお願いいたしますね。
もし下がった場合は責任が取れませんので。
怒られると怖いので。
宜しくお願いいたします。

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