ニーハオ!台北人/Taipeijinです。
[台湾チャレンジ]のブログでは台湾在住20年越えの「台北人」がレアな台湾情報をお届けしています。
台湾の観光やグルメなど、あなたの知らない台湾情報もあります。ぜひ最後までご覧ください。
皆様、台湾にも油田があることをご存知ですか?
台湾で使用されている石油は輸入がほとんどですが、約2パーセントは国内の油田で採掘されたものを使っています。
海底油田もあるそうです。
現在の私たちの生活になくなはならない石油について知ることは大切ですね。
台湾の油田を探しのプチトリップに車で行ってきました。
Contents
台湾石油の展示館の台湾油鉱陳列館

台湾油鉱陳列館は以前からあったようですが、2019年の6月2日にリニューアルオープンしています。
まだ新しくて、きれいな建物でした。台湾中油股份有限公司の傘下になります。

台湾油鉱陳列館の坂を下ったちょっと下の方に駐車場もありました。
台湾油鉱陳列館は、約400平方メートルの展示スペースを備えた2階建ての建物です。
台湾油鉱陳列館は苗栗郡公関郷海民村の山にあり、台湾石油公社の探査部に所属になっています。
この場所で日本統治時代に台湾で初めて石油が発見され、油田が生産されています。
台湾の石油探査の歴史と進化を紹介するために、探査から採掘・掘削までの石油探査の歴史、貴重な文書、歴史資料、歴史的遺物を記録するために、台湾石油公社は1981年に「石台湾油鉱陳列館/油鉱山開発展示ホール」を設立しました。
1990年に新しい博物館を再建して「台湾油鉱陳列館」と名付けました。
台湾油鉱陳列館は2019年にリニューアルオープンしました。
外の大階段
外にはながーい階段がありました。
そして、線路のような設備もありました。
とても上まで登る気にはなれなかったので、こちらは見学していません。

1階

地下の地層図により、石油が地下深く1,000メートルの深さに何億年もの間地層で眠っていた油の地下層図の展示がありました。
発掘の方法や、人々が何千年もの間石油を使用してきたことなどを見学しました。

科学の発展に伴い、現代の掘削および精製技術が開発され、現代の生活を支えています。
2階

二階では現代的な石油都市などの展示です。
ガソリンスタンド、住宅、通り、スーパーマーケット、研究所の間で、石油やさまざまな新しいエネルギー源の石油の使い方などについて学べます。
石油の研究開発、台湾石油の歴史などの展示がありました。
台湾には海底油田もありますが、いろいろな条件を総合してみて、採掘には不合格になっているそうです。
原点

台湾各地の石油の展示。
各エリアにより、産出される石油の色は違っています。

VR仮想現実の3Dマシーン。この日は一般開放はされていませんでした。

海底油田の掘削のマシーン。

海上のタンカー。

台湾の石油鉱山の発見の歴史は清王朝から日本の統治時代、現在の会社「台湾中油」までになります。
石油とガスの形成と探査についての展示は1つは油とガスの生成方法です。
地層洞窟のモデルとアニメーションにより、石油とガスの発生源が理解できます。
台湾での掘削で得られた多くの岩石標本が展示されています。
油氣開採與處理/石油とガスの開発と処理については、清王朝から日本統治時代そして戦後の掘削の模型を展示し、掘削技術の進化過程を紹介しています。
石油とガスの搾取の複雑なプロセスが紹介され、地層形成機械の作業や、掘削、原油サンプル、石油とガスの処理、注入貯蔵などの展示もあります。実際の石油とガスのパイプラインとバルブの展示も。
国際探査をして、世界中の探査および投資協力における台湾の台湾石油の成果があります。石油と天然ガスの持続可能な生産や、シェルオイルとガスの研究と投資、地熱発電の開発など、台湾中油の将来の開発についてもよくわかりました。
意外といろんなところに石油が埋まっていた

台湾全土の地図上に印があるところで、石油が発見されています。
それは陸地であったり、離島であったり、海底であったりしますが、思ったよりも広範囲にいろんなところに分布していることがわかりました。
日本統治時代に採掘が始まった
日本統治時代に石油の掘削は始まりました。
石油以外に天然ガスなどの産出も始まりました。
当時はこの周辺に住んでいる人々は無料で使えていたそうです。


石油を掘る人たちのご苦労
動線としては、一階から二階に行き、また一階の奥に降りてくるようになっています。
最後のエリアには実際に石油の掘削作業の現場の様子が展示されていました。

こちらは当時の石油発掘作業用のヘルメットです。

展示館の終わりは、古い時代の石油会社の製造に携わった人々の残したものがあります。
展示されているヘルメットなどを見ると、にわかに人々の作業情景がありありと想像できました。とても大変な作業であったと思いました。
約100年くらい前の人々のご苦労が偲ばれました。
苗栗の石油コンビナート周辺地図
たぶん一般の観光客はほとんど訪れることのない寒村のようなところに、突然石油コンビナートが現れ、それはなんとなく見慣れない風景です。
田舎の美観を少々損なっているような気もしました。
石油コンビナートの施設はこのエリアに点在していました。
車で回ったほうが良いくらい離れているところもありました。

外側にある石油コンビナート
外には村っぽいところがあり、老房子の外側に石油タンクがあるのですが、いささか不躾な感じで、そびえ立っていました。
このあたりの村は以前映画にも使われたそうです。
なかなか良い感じの古い建物が残っていました。


この投稿をInstagramで見る
見学の注意事項
1.安全上の理由から、携帯電話の充電サービスは提供されていません。ホールのソケットを使用して許可なく充電することは固く禁じられています。
2.博物館には授乳室があります。ご不明な点がございましたら、サービスデスクまでお問い合わせください。
3.博物館に食べ物や飲み物を持ち込むことは禁じられています。
4.ペットの立ち入りは禁止されています(資格のあるガイド犬は立ち入ることができます)。
5.唾を吐いたり、ゴミを投げたり、音を立てたり、遊んだり、走ったりしないでください。
6.展示品や施設に触れたり損傷を与えたりしないでください。
7.椅子の表面や床に横にならないでください。
8.結婚式のドレスや芸術的な写真を撮影すること、および商業目的のために開かれていません。
9.シャツやスリッパなどの卑猥な服装で美術館に入らないでください。
10.自然災害、事件、その他の強制的な要因により、博物館は展示ホールまたは施設の一部または全部の開放を停止する場合があります。
問題が発生した場合は、ガイドにご相談ください。ご協力ありがとうございます。
文化公園(屋外)を訪問するためのメモ
1.山岳地帯に位置し、蜂、ヘビ、黒い蚊、その他の生物学的危険に注意してください。
2.花や木を登ったり折りたたんだりすることは固く禁じられています。
3.地域全体でのピクニック、火事、キャンプは禁止されています。
4.足元の苔、路面溝と路面電車の側溝カバーの隙間、歩道の傾斜に注意して、滑り、詰まり、骨の損傷を防ぎます。 (滑りやすい道路に注意するためにハンドレールをうまく利用してください)
5.歩くときは、横斜面に近づきすぎないように注意し、落下の危険を避けるために横斜面の位置に注意してください。
6.身体の不自由な人、子供、心血管疾患のある人は、自分の安全に注意を払う必要があります。誰かが同行することをお勧めします。
7.機関車、自転車、その他の輸送手段は、ランプや階段に立ち入ることを固く禁じられています。
8.コントロールおよびオフィススペースは、訪問者に開放されておらず、立ち入りは禁止されています。
9.ツアーは夜は営業していませんので、日没後に公園を出てください。
10.緊急時(怪我など)は、セキュリティスタッフにご連絡ください。
その他の入館注意事項
1.ソーシャルディスタンス
2.マスク着用
3.入館の際は体温測定し、実名と電話番号を記入
台湾油鉱陳列館
住所:363苗栗縣公館鄉36號
電話:+88637221300
時間:火曜日から日曜日 時間,:09:00-16:00。
月曜日休館、春節期間(除夕至初四)。
グループ予約訪問サービスを提供するには、訪問の10日前にウェブサイトに登録して申請してください。
台湾油鉱陳列館
台湾中油股份有限公司
まとめ
台湾中油の石油コンビナートについては、日本語で書いてあるものがWeb上になかったので、妙な使命感を持ち、このブログを書くことにしました。
あまり人目には触れてこなかった台湾の石油に関しての歴史や、台湾中油について、少しは学べることができて、良い体験であったと思います。
現在では、水や空気のように身近にある石油です。石油無しには現在の快適な生活を送ることは不可能ですね。
そんな大切な石油は長い歴史の中で、先人たちのご苦労があり、現在があるのだと思いました。
作業をされてきた方々に感謝の気持ちが湧いてきました。
とてもニッチな内容ですが、どなたかのお役に立てれば幸いです。
苗栗のYouTube
苗栗のYouTubeは下記です。チャンネル登録お願いいたします。
台北人のセレクトショップ始めました。ぜひ覗いてみてくださいね。
レアな台湾のものを日本にお届けしています。
Taipeijin`s STORE
https://taipeijin.stores.jp/
いつもご訪問ありがとうございます。ランキングに参加しています。下の写真をクリックして頂きますと、台湾で人気のブロガーさんのブログがご覧になれます♡
[All photos by Taipeijin]Do not use images without permission.