ニーハオ!台北人/Taipeijinです。
2020年4月1日に彼はやってきました。
うちに雄猫のトフィーが来て2ヶ月以上が経ちました。
来た瞬間から病気が発覚し、五日間に4軒の病院行って3日入院しました。
来てすぐに伝染病が発覚して隔離病棟のICUに入院してそのまま死んでしまうのではないかと心配しました。
今ではすっかり元気になりましたのでいきさつをご報告したいと思います。
Contents
猫がくるまで
嵐のような2ヶ月でした。
子供が猫を飼いたい。と言い始めました。
私と旦那は反対。
以前小鳥は飼った経験はありましたが、猫はありませんでした。
それにわたしはどちらかというと犬の方が好き。猫はあんまり好きではありませんでした。
しばらく攻防が続きました。
ある日「保護猫ならどう?」と子供にネコなで声で言われました。
かわいそうな人や動物に優しい台北人の弱点をついてきました。
あまりはっきり返事はしなかったのですが、子供は勝手に承諾したと思ったようです。
5日で4軒の病院行って3日入院した猫
明日高雄に猫をもらいに行く!
2020年3/31に子供が高雄に保護猫をお迎えに行くと言い出しました。
ネットで気に入った猫を見つけて、もう予約をしたと言うことでした。
その猫は高雄の収容所から明日ペットショップに行くそうです。
そしてペットショップからお預かりすることになるそうです。
このシステムがちょっとよくわからないのですが、収容所に受け取りに来る保護者がいなかったためペットショップ送りになって、誰かにもらってもらうシステムのようです。
そしてペットショップに行くと予約ができないそうで先着順になるそうです。
そんなに早く引き取り手が見つかりとは思いませんでしたが、高雄にに午前中に行くと言って、子供は保護猫をお迎えに行くと言い出しました。
新幹線に乗って午前中に行くと言って子供は出かけて行きました。制御不能。
もう不良債権のような子供なのに、また不良債権のような猫まで増えたら大変です。
私は子供に言いました。
「お世話は全部すること。ママはやらないから!」
台北人は猫はあまり好きではなかったです。飼いたいと思ったことは全然なかったです。
猫は3/31に去勢手術は済まされていたそうです。
2020年4月1に日高雄へ台湾高速鉄道に乗って行き、ペットショップに猫をお迎えに行きました。
お迎えの前に病院で3種類の血液検査をしました。
狂犬病、猫エイズ、それともう一つです。
どれも大丈夫だった為、引き取ってきました。
動物病院一軒目

家に連れて帰る前に病院に猫を連れて行き、体に虫などがないかどうかの検査とお薬で駆除をしてもらいました。
また後足が両方とも悪い子だったので、レントゲンを撮ってもらいました。
右足が曲がっていて、左足は犬に噛まれたような傷跡があり、はっきり言って外観はボロボロの猫でした。

レントゲンでみると、これは先天性の股関節の問題だそうですので、特に治療はしなくて良い。とのことでした。
先天性の股関節の問題で特に痛みはなくて治らないそうです。
外傷で骨折があったとかそういうものではないので治療の必要はないと言うことでした。

猫は普通に歩いたり、走ったりはできるようでした。
お会計3200元 診察料(,レントゲン込み)
医師のおすすめ飼料代400元。
猫のための買い物

猫がそんなに早くきてしまうとは思っていなくて、私は猫を飼った経験もないので、子供と一緒にペットショップに行き、必要なものを買い揃えました。
猫のケージ、トイレ、猫砂などのいろいろな買い物 3200元。

来た瞬間から猫に異変が
4月1日の夜から家に来てすぐから下痢を始めました。
子供がしばらく様子を見ていましたが、4/3の夜に、これはおかしいと言うので病院に連れて行くことになりました。
4/4の4日目の朝にまた別の動物病院に連れて行きました。
動物病院二軒目
4月4日に二軒目の動物病院へ。
一軒めは職場の近くでしたが、今度は自宅近くの動物病院へ。
またレントゲンを撮ると胃腸炎のようだと言うことでした。
急性胃腸炎で発熱39,7度で熱があるそうです。
脱水症状も起こしているとのこと。
体重は3.2キロでした。
大便がいっぱい溜まっている。とも言われ、出すためのお薬ももらいました。
多分ケージの中にずっと入れられていて運動ができなかったので排泄ができていないのだと思います。
そしてお薬もらって先生が言うには24時間の点滴を受けられる病院が良いとのことでした。
脱水症状を起こしているので24時間点滴できる救急病院に入院する方が良いのではないかと言う意見でした。
入院???
ここは普通の動物病院で休日はおやすみになるので、診ることができないそうでした。
明日から清明節の四連休ということで、この病院もお休みだそうです。
24時間の動物専門の救急病院?考えたこともありませんでした。
動物の救急病院ってどこにあるのでしょうか。Googleマップで調べて動物病院を訪ねてみました。
もうほとんど「あなたの知らない世界」です。
この病院では診察とレントゲンを撮っただけで、1300元。
動物病院三軒目救急病院
同じ日の4月4日の午後に24時間の救急病院へ先に電話して予約して行きました。
2軒目の病院を出たその足で3軒目の救急動物病院に行きました。
24時間の動物救急病院はかなり混み合っていました。
犬の方が多かったようですが、猫もいました。
普通の動物病院で診察した時に言われたように下痢,脱水症状の為、24時間の点滴が必要で入院することになりました。
猫が不安なのか、かなり具合が悪そうでかわいそうでした。気分も悪かったのでしょうが涙を流して泣いていました。
入院のための書類を渡されたのですが、猫の名前を書く欄がありました。
名前はまだついてなかったので、大急ぎで考えて、キャラメルみたいな色なので、中国語の太妃糖からとってTOFFEE/トフィーと名付けました。
一泊2500元で、治療費、処置費用、などで15000元くらい入院費用がかかるとのことでした。
OMG!!
台湾では人間は健康保険がありますが、動物は自費診療になります。泣く。

病院からまさかの電話が

入院した4月4日の夜に電話がかかってきて、「血液検査の結果、この猫は伝染病にかかっています。
他の猫に伝染する恐れがあるため、うちの病院では引き取れませんので、明日退院してください。」と言われました。
はあ???伝染病??退院して??
明日退院して別の隔離病棟がある24時間の救急病院に転院してくれと言われました。
なんだかとても不安な気分になりました。伝染病って何なのでしょうか?
中国語では「猫瘟」と言うのですが日本語では何だかよくわかりません。
犬や人間にはうつらない病気で猫だけの病気だそうです。
かなり強い伝染病で死んだりすることもあるそうです。下痢の原因はこの病気のためでした。
3日間の予定の入院代は先払いだったのですが、2日分5500元戻りました。
24時間の救急病院で入院を断られたのですが、一体どこに行けば良いのでしょうか?
4軒目は隔離病棟のある動物病院を探さなければなりません。
救急病院で24時間入院できる病院自体が少ないのに伝染病の隔離病棟のある病院はあるのでしょうか?
自分たちでは探せないので、その3軒目の動物病院の院長先生にお伺いしました。
院長先生がいろいろと電話で探してくれました。
そして24時間の隔離できる病院を紹介してもらったので、今度はそちらに予約して行きました。
動物病院四軒目救急隔離病院
4/5動物病院四軒目の救急隔離病院でも、やはり診察してもらって入院したほうがいいと言われました。
やっと隔離病棟があるところに入院をしました。
受付費/掛号費が1000元というのにびっくりでした。人間の場合は普通200元から大病院で500元くらいです。
隔離病棟と言っても、周りに他の動物のケージがないところにポツンと一個置いてあるという感じでした。
まだ寒い日でしたので、そこでは電熱器を使って温めてくれました。
病気の猫は温めたほうがいいそうです。

4/5夜面会に行った際にお会計しました。ここは一括前払いではなくて日払いでした。
入院一日分4600元払いました。。(内訳:入院3000元/一日、看護費1600元)はっきり言って人間様より高いです。
今日が峠と言われました。死ぬんじゃないかと心配しました。
来た瞬間に発病して、もうお看取り?万が一の場合って猫のお葬式ってどうするの?
と縁起でもない心配をしました。
展開が急すぎて気持ちがついていきませんでした。
何かあったら、電話します。と言われて家に帰りました。
何かあったら・・・って。何???怖いです。
電話はなく翌日を迎え、決められた面会時間にお見舞いにいきました。午前11時から一時間でした。
昨日よりはよくなっている感じでした。
そこに2日入院しました。
24時間点滴をしてもらうとかなり良くなったので、3日目も入院してもよかったのですが、ちょっとかわいそうでしたのでつれて帰ることにしました。
お薬はもらってお薬の飲ませ方とかも教えてもらいました。
保護猫ちゃんで足も悪い猫ちゃんで、いきなり隔離病院で人間よりも入院費や病院代がかかるため病院の先生が、うちの子供に本当に気持ちが優しい子だねと言ってもらって子供もうれしかったようです。
かなり熱も下がって調子が良くなっていました。よかったです。
2日入院して家に連れて帰りました。
2日目はお会計4700元。
4/7退院
この日はお昼にお迎えに行きましたので、一日分の半額でした。2300元。
ウイルス性の胃腸炎で下血があったのがほぼなくなりました。
血液検査正常で、ウィルスが無くなったそうです。
少し下痢をしているのですが、これは約一ヶ月ほど続くそうです。
大体半年位は他の猫に伝染させるかもしれないので、気をつけて他の猫と合わないようにするほうがいいとのことでした。
トフィーは大病猫でした。
多分収容所で、すでに感染していたことと思います。
うちに来なかったら死んでいたかもしれませんね。
ご縁があってよかったです。
後で知ったのですが台湾の九份の近くにある猫村でもこの病気が発生しているらしく、もしかしたら台湾全土で流行してるのかもしれませんね。
彼的にはちょうど良いタイミングで家に来たと思います。
家に来た瞬間に発病して大変でしたけれども、1つの命を救ったのだという気がしました。
4/8以降はずっと家でケージに入れて観察していました。
下痢が続いているので、ケージから外に出せませんでした。
排泄物が病気のためかすごーく臭かったです。
ちょっと小康をえて、元気になってきたと思ったら、トフィーが咳をし始めました。
猫砂のアレルギーで肺炎になる
4/21
伝染病が治ったのもつかの間で、なんだか咳をしだして喘息のような感じがしました。
うちの近くの2軒目の病院に連れて行きました。
医師が猫砂のアレルギーで肺炎だと言われました。
え?肺炎?また入院?と思ったのですが、入院はしなくてよかったです。
豆腐のおからで猫砂を固めるのを使っていたのですが、うちの猫にとってはそれがアレルギーの原因だったようです。
材料が天然のもので、良いと思ったのですが、トフィーには合わなかったようです。
医師からは木の猫砂に帰るように言われたので、木製のものを買ったら喘息がなくなりました。
4/29やっと健康になった感じ。
5/1
4.2にレントゲンを撮った時に獣医師さんからこの子は大腸の中が拡張しているので、便がなかなかでない体質ということでした。
腸の中に15センチくらい大便が溜まっているとのことでした。可哀想ですね。
便を柔らかくするチューブ状のベタベタするお薬を体に塗るとなめて取り込みます。
メープルシロップの匂いがしてなかなかおいしそうです。
毎日そのお薬をあげていました。
その日は下痢気味でしたが、四回に渡って、超臭いのが大量にでました。
ほぼ土石流のように。(汚い表現ですみません。)
お尻から硬いのが出て、血が少しでていました。
病院に連れて行こうかと思いましたが、その後は元気でしたので、しばらく様子をみることにしました。
その後は開通?したようで、毎日定期的にでているようです。
うちに来た時は病気のせいかとても痩せていて、毛の下は骨という感じでした。
今はだんだんとふっくらしてきました。
毛並みも綺麗になってきました。
足も最初の時に比べると格段によくなりました。

ドライフードと猫缶のウェットフードや茹でた鶏肉のササミをあげています。
鶏肉のササミは食べたことなかったらしくて、匂いを嗅いでいました。
少し口元に持って行き、なめた瞬間から飛びついてきてお気に入りになりました。
お腹の調子がよくなってからお風呂に入れて洗いました。
ペット用の美容院に連れて行こうかと思って調べたら2000元と言われてやめました。苦笑。
ペット用シャンプー買って子供に洗わせました。

トフィーの最近
最近では気がついたら、子供より私の方がお世話してます。
朝のエサとかは私ですね。
箱に潜り込んだり遊ぶのが大好き。

袋の中バージョン。

猫用の医療保険に入れるつもりですが、誕生日がわからないので、獣医さんにだいたいの誕生日ので証明書を作ってもらうつもりです。
全部自費だから人間より高いです。

現在では私について回る可愛いストーカー猫です。
退院後家にきてから1週間位で私のお腹の上で寝たりしていましたので、安心しているのだと思います。

今までどんな生活してきていたのか分かりませんが、これからは一緒に生活をしていく家族の一員のような感じになりました。
大きなおやつのチュールをもらうとなんだか情けない顔になっています。

ただ困った事はどこに行くにも足の周りにまとわりついて離れないので、家にいる時は歩くのが大変です。猫ってツンデレのイメージでしたが、ほぼストーカー化しています。
最近は3.8キロになり、毛並みも綺麗になりました。

また仕事で外出する時も猫ちゃんの方が別れが辛いらしく、外に出るのが大変です。

トフィーはたまたま病気の猫でしたが、台湾の収容所からもらって来た猫が全て病気のわけではありませんので、誤解の無いようにご理解いただきたいと思います。
台湾で猫を買うのはブリーダーさんから買う方法や、ペットショップ、収容所といろいろなルートがあります。
保護猫ちゃんは新しい飼い主が決まると、体のどこかに飼い主の名前や電話番号などの情報がわかるICチップが埋め込まれているそうです。
また、説明書もあり、一年に一度病気の予防注射に連れて行かなければならない。などの項目が書いてあります。
安易に動物を飼って、飽きたら捨てたりすることを予防しています。
トフィーが家に来てしばらくして、収容所から様子伺いのお電話もありました。
人間も動物も楽しく共同生活を営めるとようですね。
可愛いのですが、やんちゃで仕事の邪魔もしてくれます。

最近は仕事が終わって家の帰るのが楽しみです。
トフィーも歓迎してくれています。
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