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台湾人の結婚観 結婚前の同居と試婚とどう違うの?

蘭の花

ニーハオ!台北人/Taipeijinです。

最近台湾人の男性の家に彼女が突然やってきてそのままずっと住み着いてしまうということをよく聞きます。

逆もありますが、どちらかというと男性の家に女性が住み着いてしまうケースが多いです。

台湾人は結婚前のカップルの同居に寛容なのでしょうか?

Contents

試婚/スーフンとは?

台湾には日本には無い「試婚/スーフン」という習慣があります。

それは結婚を考えている男女が同居してみて結婚生活を一緒に末長くできるかどうかを伺いに探り合う?というか文字どおりお試しすることです。

一般的に婚約前に女性が男性の家に同居して、男性の家族を観察し、男性の家族も女性を観察することになります。

一応結婚を前提としているお付き合いの場合ですね。

台湾も近年だいぶ変わってはきていますが、昔から男性、特に長男が大切にされてきました。家の跡取りという感じですね。

昔の日本と似ている感じです。

試婚と同棲の違い

台湾人の試婚と同棲とどう違うのでしょうか?

台湾では結婚は個人同士との結びつきというよりも、家と家との結びつきということが割と重要視されますので、結婚後相性が合わなくて離婚となると親の面子や色々なことでかなり面倒なことになります。

それで家庭内別居をしながらも離婚はしないで耐えている人がかなりの確率でありますね。

一つ屋根の下で、何年も口を聞かずに同居している方もたくさんいます。

結婚後に相手のみならず、親や兄弟、舅、姑、小舅、小姑ともっとたくさんの人間関係ができるわけで。人間関係がうまくいかないと本当に大変です。

その為に婚約前にじっくりと時間をかけて、配偶者としての彼氏、彼女や周りの環境を考える。それが試婚です。女性にとっては男性側の家に入る。という感覚が重要視されます。相手の家族の生活習慣や好みなどを結婚前にあらかじめ知っておくのは自分のためになると考える女性もいますね。

将来の破局や離婚を結婚前に回避できるのは便利だと思います。

逆に女性の家に男性が転がり込むという事はあまりないような感じがします。やはりパパがいるところに男性が女性のお部屋に入り込んで、帰らない。というのはいかがなものかと。

それは結婚を前提にしている場合とかしていない場合とか状況によっていろいろだと思いますが。

法的な拘束力はまだありませんので、気が合わなければ婚約前にわりと簡単にサヨナラできます。

結婚前提としての同居は試婚ですが、日本でいう同居、同棲もあります。

台湾でも離婚が多いのですが、結婚に至るまでの決断は日本より長いような気がします。

台北は地価や不動産がとても高価ですので、賃貸生活も苦しいので、台北に持家のある彼の家に住んでしまえば家賃もタダ!(多分食費もタダ)
自分の実家が不便な場所でしたら、駅近くで便利。という利点もありますね。

同居や同棲の場合は親の家から出て、二人で家を借りる場合が多いですね。その場合は家賃や生活費は半分ずつが一般的のようです。

試婚と結婚

台湾の結婚は双方の親が認めないと、結婚しても後の結婚生活や人間関係がうまくいかないということがあります。そのため親が反対すると結婚を諦めてしまうカップルもいます。割とあっさりと別れる方もいて、びっくりします。

親と子供の関係は日本よりももっと密接であり、親、兄弟のみならず親戚もガンガン介入してきたりします。はっきり言ってうるさいです。苦笑。

結婚する事は台湾では家族と家族とのつながりということになります。
最近では若い人同士の意見も尊重されますが、どちらかと言うと家同士の結婚という結びつきという感じです。

結婚披露宴にお招きをされる方は友達以外にも親戚やお父さんお母さんの仕事関係などの方がほとんど。

知り合いの結婚式に招かれたけれども、新郎新婦は披露宴の時に初対面ということも。

ある日突然息子の部屋に女の子が遊びに来ていたと思ったら、そのまま居ついてしまった。という話も聞きました。

ある日から突然一緒に住み始めるんですね。事前の挨拶もなく。

なんか荷物を持ってきたと思ったら、お洋服をいっぱい持ってきて同居か試婚に突入!!

両親にとっては驚愕なのではないかと思います。

息子の部屋に女の子が住みついたら、やはりいろいろと考えますよね。お洗濯は?ご飯は?
旅行に行く時は?一緒に来てしまうと思いますが。苦笑。

色々な問題をはらんだ同居及び試婚なのでした。

ちなみに結婚を延ばす口実に試婚する不届きな男性もいるそう。

試婚からそのまま婚約、結婚にゴールインするカップルもあれば、別れてしまうカップルももちろんいます。

結婚してしまうと面倒なので、試婚は便利かもしれませんが、法的な保証は何もありませんので、そのまま何年もずるずる同居していると、結婚しなくてもいいや〜。ということにもなりそうな気がします。

本人同士は試婚は楽しいかもしれませんが、家族にとっては迷惑なのではないかと思います。

知り合いの女の子が彼の家に同居していて、「結婚するの?」って聞いてみたら、そこのママが女の子を気に入ってなくて、いろいろと文句を言われるそう。
その女の子はお料理ができないのが、気に入られていない理由のようです。

そこで、その女の子は健気にお料理の練習中です。
頑張れ台湾女子!とエールを送りたいと思います。

台湾って割と保守的だと思っていたのですが、最近流行中の試婚なのでした。

試婚のまとめ

一緒に生活してみて合うかどうか確認することができる
試婚後結婚しない方も多い
結婚を伸ばす言い訳になることも
家賃など経済的に便利
結婚までに家族の好みや料理などを学ぶ時間になる

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台湾人と国際結婚して台北市在住。台湾での生活で日々チャレンジしたことをテーマにしています。台湾を車で爆走中!