ニーハオ!
台北人です。
台北市から車で約一時間で行ける温泉のある観光地。烏來/ウーライはタイヤル族の老街もあり、観光地として有名です。
現地在住者の目から見たウーライ観光をお知らせします。
ウーライは観光やグルメも楽しめます。

ウーライの言葉はタイヤル族の言葉で熱いお湯。そう温泉のことですね。
近年いくつかの台風が来るたびにダメージを受けて来ました。
数年前には老街も洪水の被害に遭いました。
現在ではどうなっているのでしょうか?
最近はあまり訪れていませんでした。
大人の遠足で久しぶりに訪れてみました。
まずは新しい大きな黒い立体駐車場ができていました。これで車で来られる方はとても便利になりました。
観光センターもできていていました。
観光センターの横には足湯コーナーがありましたが、ちょっとしょぼい感じでした。
お年寄りが足湯をされていましたが、狭いところにみっちりと座られていました。苦笑。
ここに割り込んで入る勇気はありません。苦笑。
小さな橋を渡るとウーライ老街が始まります。橋の欄干が原住民の模様です。

Contents
烏來/ウーライはタイヤル族の住む部落
烏來/ウーライは泰雅族/タイヤル族の生活する部落です。
数年前の台風で被害が甚大で一時期さびれていましたが、現在では以前の活気や賑わいを取り戻しています。
皆様、ぜひウーライ観光にも行ってみてくださいね。ウーライの復興に協力できると思います。
泰雅民族博物館

泰雅民族博物館では、あまり外部の人には知られていない泰雅族の部落の歴史や生活、文化について学ぶことができます。
泰雅民族博物館は地下1階から3階まであります。
昔の生活から現代迄の泰雅族の衣、食、住などの生活面や文化や哲学、思想、宗教迄学ぶことができます。
展示されている物は、泰雅原住民族の歴史、伝統、生活習俗、宗教信仰及び祭典節句などの内容です。
私はけっこう原住民の文化などに興味があります。
一階の展示場
一階は季節ごとのイベントやテーマに基づいた展示をされています。
今回は原住民のスパイス「馬告/マァガオ」という外観は粒コショウに似ているスパイスについての紹介のコーナーができていました。
馬告は標高の高い山に自生しているそうです。
馬告の香りはレモングラスに似ている爽やかな香りです。
主に肉料理や魚料理に合うような気がします。
野菜料理では山豚とキャベツの炒め物に入れてあることが。
どちらかというとたんぱく質系のものに合うと思います。
この馬告を入れれば、なんでも原住民料理風になるというレアなスバイスです。笑。
奥には原住民のお土産物を売っているギフトショップがあります。
こちらで、タイヤル族関係のいろんなものを買うことができます。
タイヤル族は織物が得意ですので、カラフルな小物類などがオススメです。

二階は紋面/刺青タトゥーの展示

泰雅族人の特別な文化には「紋面/刺青タトゥー」があります。
紋面を施すことはとても誇りのあることでした。成人式をしてから初めての紋面をすることができます。成人式はとても重要な儀式です。
日本のように20歳になったら、もれなく成人式というわけではありません。
男性は狩や家造りなど、女性は機織り、料理など色々な泰雅部族の厳しいミッションをクリアしなければ成人式をしてもらえませんでした。
成人式は14歳から18歳くらいの間に行われました。
成人式をした後に面紋を入れることができます。
もし成人として合格しなければ、結婚もできず、部落を放逐されたそうです。厳しい掟ですね。
でもそうやって、優秀な部族の人間だけが子孫を残していけたそうです。
日本統治時代からはタトゥーや部族の掟に干渉が入り、行われなくなりました。
現在では面紋と呼ばれるタトゥーをしている方は花蓮に男性が一人残っているだけだそうです。
3階は生活雑貨や織物住宅のコーナー

タイヤル族の女性は機織りが得意です。美しい模様の織り布が色々と展示されていました。
織物やネックレス、アクセサリーなども美しくて精緻なものが展示されていました。
また狩猟の際に使う武器類の展示も。
日々の生活で使う食器やカゴなどの手作りの生活用品もなかなかおしゃれなものがあり、心を惹かれました。
住宅の展示なども。

ウーライの新しい橋

ウーライ老街の先には大きな頑丈そうな新しい橋ができていました。
以前の台風で被害にあったので、とても頑丈そうな橋が建造されていました。
この橋の真ん中あたりには左右に足元が透明なところがあります。ガラスでできているところで下の水が見えるようになっています。
ちょっと怖い感じもしますが、川の流れを真下に見ることができます。お写真スポットにもなっていて、皆さん撮影をされていました。
トロッコに乗る

橋を渡ると高台にトロッコがあり、滝を見に行けるようになっていました。
トロッコは片道50元です。乗ってる時間は7、8分ですが、結構乗りごたえがあるような感じがしました。
帰りも同じトロッコに乗って元の場所に戻ることができますよ。
滝が見える見晴台に行って、眺めることができます。
雨量により、滝のお水の量は多かったり、少なかったりしますが、この時はちょうどいいような感じがしました。
ものすごく大きな滝ではありませんが、下のお水の色は青緑色で美しくて見ごたえはあると思います。
マイナスイオンがたっぷりのような気がしました。

老街で泰雅族の原住民ランチ

帰りもトロッコに乗って帰り、老街ランチをすることにしました。
老街の中にはタイヤル族のレストランがいろいろあって、どこも大差ないような気がしました。
お店の前には珍しい原住民の野菜などがディスプレイされています。本当に台北では見られない、珍しいものがたくさん置いてありました。
今回は珠葱というウーライで有名な野菜を食べてみることにしました。
最近二回行ったのですが一回目は山豚/猪肉の炒め物と竹筒の容器に入ったオコワ、百合の花とキノコの入ったスープなどを食べてみました。
どれもおいしかったです。

左上は山豚の炒め物、左下は龍髭菜、右のは珠葱です。どれも食材の味をいかしたシンプルなお料理です。

百合の花のスープ。きのこ入り。

二回目行ったときには、やはり珠葱の野菜と竹筒に入ったオコワと、葉っぱ包まれた粟/アワも試してみました。

その他には、ネギと鶏肉の料理をいただいてみました。
どれも良いお味でした。
客家小炒も頼んでみました。
馬告卵焼きには馬告がたっぷり入っていました。
卵焼きにもあいますね!

お会計は一回目は五人、二回目は四人で約1000元くらいでリーズナブルでしたよ!
その他のタイヤル族のグルメ
老街のグルメは他にもいろいろあります。
馬告スパイスの入ったソーセージ屋さんも試してみました。
こちらは老街の入り口近くにあります。
このソーセージには粒胡椒のようなものが入っていて、それが馬告というスパイスなのですが、レモングラスのような香りがするスパイスです。

老街の出口の橋の近くにあるソーセージ屋さんは、いつも行列ができています。

そこのソーセージは、台湾風の甘いものではなく、甘くなかったのでおいしいと思いました。

馬告は実際に老街でも売られていますので買うことができますよ。

粟/アワのお餅も美味しかったです。
左から黒ごま、ピーナッツ、練乳です。

ウーライ観光のポイント
烏來泰雅民族博物館
トロッコ
ウーライ老街観光
タイヤル族のグルメ
馬告グルメ
今回は大人の遠足で二度行きましたが、二度とも温泉には入りませんでした。
それでも、とっても楽しめるウーライ老街観光でした!

ウーライ観光のYouTubeはこちらです。
烏來泰雅民族博物館
新北市烏來區烏來街12號
連絡電話886-2-26618162
時間:月曜日から金曜日0930-1700,土・日:0930-1800
【休館時間】每月第1月曜日
旧正月、選挙日、政府公告の天然災害停止日、館方の休館日
電話886-2-26618163
タイヤル族の「不老部落」の記事はこちらをどうぞ
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