ニーハオ!台北人/Taipeijinです。
台北在住20年超えで自分で車を運転してあちこち行くのが大好きす。♡
普通は結婚式はおめでたいのですが、これから書く結婚式は全然おめでたく無い結婚式です。
台湾のディープな風習のお話です。
旧暦の7月は台湾では鬼月と呼ばれます。日本でいうとお盆みたいな感じですね。
そういう季節にぴったりな?お話をご紹介したいと思います。

Contents
もし赤い封筒が落ちていたら?
台湾で、もし道ばたにお金が落ちていたら、あなたならどうしますか?
しかも台湾のお年玉の赤い封筒です。
中にはきっとお金が入っていますよね?
その確率は高いのではないかと思います。
拾いますか?
それとも無視しますか?
拾って警察に届ける良心的な方もあると思います。
台湾でのお祝いを包む封筒の紅包は、お正月のお年玉や結婚式のお祝いを包むものです。
紅包(ほんばお)と言います。
紅包を見ると、台湾人は子供の頃から、紅包=お金。という図式になっています。
ですから、もし道路に落ちていたら拾う人もいるかもしれません。
でも、ちょっと待って!
その紅包、拾ったら大変な事になるかもしれません。
それは冥婚のお金かもしれないからです。
冥婚とは?
冥婚とは、二種類あります。
一つは、もともと婚約していた女性が亡くなった場合、婚約者と死後に結婚式をすることです。
もちろん戸籍には入りませんが。
こちらは男性側も同意の元に行われます。
もう一つは、若い女性が亡くなった場合、未婚で亡くなって可哀相。ということで、女性側の親や親戚が、紅包を道端に捨てて、囮として、拾った男性を結婚相手に無理矢理することです。
逃げようと思っても、物陰から監視している家族、親戚に取り押さえられて、捕まえられます。
お嫁さんはいない
そして、死者との結婚式をとりおこなわれます。
実際のお嫁さんはいないわけです。
戸籍には入りませんが、気持ちの良いモノではありませんね。
道端にお金が落ちていたら、単に落し物の場合もありますが、拾ったら、もしかしたら面倒な事になるかもしれません。
冥婚の理由で道に紅包を撒き餌?あるいは、囮?で置いてあるかもしれません。
ちなみに、男性側が亡くなっての冥婚は無いようです。
この風習は中国でもあるそうです。
中華圏では、万が一の場合がありますので、紅包が落ちていたら男性は注意ですよ!
女性の場合は拾った場合、どうなるのか定かではありませんが、釣り餌のお金ですから、取り返しに家族が来られるかもしれませんね。
以前ネットで読んだニュースで奥様が4人いて、リアル妻以外は冥婚の奥様が三人いる方があるそうです。
女性の縁が多過ぎ!と、書いてありました。
台湾で道に落ちているお金を見つけたら、それでもあなたは拾いますか?
男性には恐い台湾の風習でした。


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