ニーハオ!
台北人/Taipeijinです。
台湾で出産、育児をしてきました。
台湾人女性の出産と育児についてご説明します。
台湾人女性は出産後は一ヶ月でほとんどの方が職場復帰します。
なぜこんなに早く職場復帰ができるのでしょうか。
台湾人女性はなぜ出産後もすぐに職場に戻れるのかについてご説明します。
Contents
赤ちゃんが生まれたら?

産後は1ヶ月間、「坐月子」と呼ばれる時期でしっかりお休みします。
母子共に1ヶ月入居するホテルのような施設もあります。
医師や看護師等の回診もある「産後護理之家」という所です。
ここは産婦と、赤ちゃんを一緒に面倒見てくれる医療ホテルのような所です。
人気のある施設は妊娠したらすぐに予約を入れないとすぐに満室になるそうです。
競争激しいですね。
漢方系の産後の肥立ちに良いお食事を作ってくれ、元のボディに戻す為の運動なども教えてくれます。
ベビーは別室で、授乳時間以外はお世話をしてもらえます。
いたれり尽せりなのですが、お高いのが難点。
親戚のところに双子が生まれて産後護理之家に入っていますが、一日8000元だそうです。
子供一人とママの親子で1日6000元だそう。日本円で20000円超えです。
こちらに入院すると高級ホテルのように至れり尽くせりですが、第一子の場合は良いのですが、他にも小さい子供がいる場合はやはり家に帰りたいですね。
そういう場合には「坐月子中心」という宅配のお食事を作ってくれるところもあります。
こちらですと、自宅まで産後に良い食事を作って宅配されます。
でもママの分だけです。
パパの分はありませんので、パパは自分で外食かテイクアウトをすることになります。
こんな時に 「オレのご飯は?」などど奥様に言ったら怒られるだけですよ。苦笑。
産後は一ヶ月で仕事復帰が普通

台湾では結婚後も出産後も女性が働くのは当たり前。
出産前の1ヶ月と出産後1ヶ月は徹底的にお休みします。
周りがなるべく家事労働をさせないように大切にしてくれます。
お洗濯、掃除、ご飯作りは人任せ。
授乳以外は寝ていたり、のんびりと過ごします。
赤ちゃんのお世話も人任せでもなんにも怒られません。
産婦は偉い女王様のようです。
態度もメンタルも。苦笑。
でも1ヶ月後、だいたい体調が戻ったら、直ぐに職場復帰する方が多いです。
皆様仕事命ですからね!
母乳育児はバストラインが崩れるのを嫌がりミルクの方が多いですね。
なので一ヶ月で母乳を切り上げミルクに切り替えます。
またミルクなら誰に預けても大丈夫ですね。
仕事を出産の為に辞めてしまう方は少ないです。
ベビーのお世話は誰がする?
さて、ベビーはだれがお世話をするのでしょうか?
それは姑、舅であったり、実家の家族であったり色々です。
台湾のほとんどの姑は仕事をしていなければ頼りがいのある子守役です。
当たり前のように面倒見てくれます。そういう習慣なんですね。
嫌がる人はあまりいません。最近では若干増えてきたようですが。
近くに家族が住んでいない場合は0歳児保育の保育園か、保母さんなどになります。
ほとんど私立ですが。
待機児童などはあまり聞いた事がありませんので、需要と供給がマッチしているのでしょうか。
条件が満たされれば、住み込みの外国人家政婦さんを雇い自宅で面倒を見る場合もあります。
そういう外国人(主にフィリピン人、ベトナム人、インドネシア人)の家政婦さんがいる家庭も多いです。
台湾人マダム達は人に自分の子供を預けて働くことにはあまり抵抗ないようです。
台湾では女性もバリバリ働いていますからね。
現在の蔡英文総統も女性ですし!
台湾人女性は、人にもよりますが、自分で育てることに執着もしていないようです。
私の日本人の友達は出産前に台湾人のお姑さんから
「自分で育てるの?」って聞かれたそうです。
はあ?って思いますよね?
その友達は専業主婦だった為、当然自分で育てるものだと思っていたので、 「自分で育てます。」と言いました。
もし、自分で育てない場合は保母さんを雇うつもりだったようです。
富裕層は自分で育てず保母さんを雇う方もいます。
知り合いはよく海外旅行に行くのですが、(遊び好き)学校の放課後には運転手さんがピックアップに行きます。
お家には住み込みの家政婦さんがいて、子供の衣食住に関することはケアしてくれます。
子供が帰って来たら、数人の各科の家庭教師が来て、お勉強、宿題を終えるので、「自分がいなくても問題ない。」と、おっしゃっていました。
この方某日本人の芸能人の追っかけをされていますので、しょっちゅう海外に行ってました。
台湾では割といろんな受け皿があり、自分で選択するにも色々と、選択肢があり人手を借りることも割と便利な国だと思います。
周りの人もゴタゴタうるさいこと言わないし。
言われても台湾人女性は強いのでいうこと聞きませんし。苦笑。
自分の好きなようにのびのび暮らしている台湾人女性はある意味羨ましいですね。
「ワンオペ育児?なにそれ!なんで私がやらなきゃいけないの?」
と旦那様にマジ切れする台湾人女性のお怒りが想像できます。
若い台湾人男性は育児に積極的に参加しないと奥様に怒られますよ。
台湾人女性に求められるのは、やはり子育てや家事労働よりもバリバリ働いて稼いでくることのようです。


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