ニーハオ!
Taipeijinです。
日本で例えると京都のような古都ですね。
歴史的には台北より古い街ですよ。
台南には独自の食文化が根付いています。
味付けは少し甘いのが特徴です。
一口に台湾料理といっても北部と南部では食べているものが違うことがあります。
その地域によって独特の食文化があります。
今回は台南の珍しい食べ物についてご紹介してみたいと思います。
台南には独特の食文化を遂げた珍しい食べ物があります。
その中からいくつかを紹介してみたいと思います。
という訳で「台南行ったらコレ食べよう!]」と思う台南グルメを書いてみたいと思います。

Contents
棺材板

康楽市場という台南の伝統市場の中に「赤嵌點心店/ツーカンディディエンシンディエン」というお店があります。
康楽市場は日本統治時代には「沙卡里巴/サカリバ」と呼ばれていました。
サカリバは日本語の「盛り場」と同じ意味です。
日本語の賑やかな繁華街の意味です。
日本統治時代に日本人が住んでいたので、台湾の各地には日本語の名前がよく残っています。
当時はサカリバは不夜城のようでした。
映画館やダンスホールそしていろんな歓楽街やレストランが立ち並ぶ、とても賑やかな所でした。
しかしながら現在ではただの伝統的な市場となっており、寂れた感じが漂っています。
その中でこの「赤嵌點心店」だけがいつも満員です。
夜は他の市場のお店は全部閉まっていますが、ここの赤嵌點心店だけが明かりが煌々とついていて、人がぎっしり店内に詰まっています。
さて、「棺材板/グゥアンザイバン」という食べ物について、ご紹介します。
「棺材板」という言葉の意味は中国語では「棺桶」の意味ですよ!
ネーミングはなんだか怖い食べ物ですね。
でも全然怖くなんかないですよ。
油で揚げた分厚い食パンの中を棺桶のように掘って中にクリームシチューを入れてあります。
日本のクリームシチューとは違って、クリームの味はあまりしません。
棺材板のアゲパンの部分は外側がサクサクしていて、中はしっとりで熱々を食べるととてもおいしいです。
ただし、カロリーがすごく高そうです。
赤嵌點心店は他のお料理もおいしいそうです。
赤嵌點心店
住所:台南市中西區中正路康樂市場180號
電話:06-2240014
時間:11:00-21:00
ウェブサイトはこちら
牛肉湯/牛肉スープ

台南で有名な牛肉スープ/ニョウロータンは朝4時ぐらいからお店が始まります。
当日屠殺されたばかりの新鮮な牛肉の薄切りをお椀の中に入れて、生姜やおネギも入れて、熱々のスープを掛けてできあがりです。
牛肉は半生状態です。
とっても栄養がある感じで、朝から力が湧いてきそうなスープです。
そして朝7時位には売り切れてしまう有名店もあります。
まず観光客にはよくわからないと思いますが、現地の人が行くところは、名前のないような屋台です。
看板もないので旅行者にはちょっとハードルが高いと思います。
もし店の朝4時か5時にお散歩していて、人だかりができている牛肉スープのお店がありましたら、そこが有名店だと思います。
という不確かな情報で申し訳ないのですが。
台南のシャングリラファーイースタンホテルの朝ごはんに牛肉スープがあります。
あまりにも早起きする勇気がない場合はホテルの朝ごはんでも食べられますね。
台北でも典華や漢來のブッフェでも自分で作って食べられます。
上の写真は典華一階のブッフェの写真です。
阿憨鹹粥 アーハンシェンヅォウサバヒーのお粥

サバヒーというと言うお粥も有名です。
サバヒーとはミルクフィッシュのことです。
ミルクフィッシュは中骨が一筋入っていますので、それをペリッと剥がしてしまうと、割と小骨がないお魚です。
台湾のお粥はお米のつぶつぶが残ったままのお粥です。
香港のお粥のようにドロドロにお米の形がなくなっているわけではありません。
その中に片身の大きなミルクフィッシュが入っています。
小皿に入れて生姜とわさびとお醤油でいただきます。
結構するすると食べられてしまうお粥です。
おだしが効いててさっぱりしていておいしいと思います。
中には牡蠣も入っています。
他にも小皿料理がいろいろとあります。
厚揚げの煮たのや野菜類、玉子焼きなど。
阿憨鹹粥 アーハンシェンヅォウ
住所 台湾台南市北区公園南路169號
アクセス 台鉄台南駅からタクシーで約10分
営業時間 6:10-22:00
公式サイトは こちら
電話番号 +886-6-2218699
椪餅/ぽんぴん

椪餅(ポンピン)と言う丸い膨らんだお菓子があります。
ポンピンという発音が大好きです。ぽんぴんぽんぴんピンポーン!!
なんだか可愛いです。笑。
大きさは大きめのみかんくらいです。
お店によって大きさは若干違います。
この丸いものの中に何が入っているのかしら?と期待してしまいますが。ポンピンを開けて見ると、ちょっと衝撃です。
ポンピンの中は空洞で何も入っていません。

何も入っていないと言うわけではなくて、実際には内側に薄い皮の内側にお砂糖が塗ってあります。
要するに外側の皮だけの丸い球体のような食べ物です。
このポンピンの伝統的な食べ方がまた衝撃的です。
フライパンで熱して油を敷き、そこにポンピンも乗せてポンピンの空間に生卵を一個割入れます。
そして、抑え付けて平べったくして食べると言う食べ方です。
これは以前は産後の肥立ちを良くするための栄養補給のために作られた食べ方のようです。
昔、あまり物の無い時代に、 産婦の栄養補給のためにこの椪餅の卵入りを作って食べさせたそうです。
ポンピンは滋養強壮の食べ物の役割を果たしていたようです。
おめでたい時に食べるようですね。
椪餅たまごの作り方
1.平底鍋を熱して、胡麻油を入れる。
2. 外側の皮に穴を開けて、その中に生卵を入れる。
そして、鍋で弱火でしばらく熱する。3.椪餅の中の卵白が固まりだしたら、 全体を抑えて平べったくして裏返す。
卵黄に火が通るまで、弱火でしばらく様子をみる。4.卵黄に熱が通ったら出来上がり。
椪餅は台南の有名な海側の老街である安平老街や台南市内の伝統的な中華菓子を売っているお店で買うことができます。
筆者は安平老街の「熱富」というお店で買いました。
オリジナル、黒砂糖、桂圓梅子,蜂蜜枸杞の四種類のフレーバーがありました。
林百貨にも売られていました。
熱富安平伴手禮
TEL :06-2243729
住所:台南市安平路133號
莉莉水果店リーリーシゥィゴーディェン/マンゴーかき氷

かき氷台南と言えばマンゴーかき氷が最高です。いくつか有名店がありますね。
莉莉水果店/リーリーシュェイゴーデイェンをご紹介してみます。
開店前からとても行列ができている有名店です。
まずお店のカウンターの前に開店前15分ぐらい前に並んで番号札を取ります。
そして自分の番号が来たら食べたいものを先にお会計します。
先に席を取っておかないと人がどんどん来てしまって食べることができません。
このお店のかき氷にはトッピングに「情人果」という青マンゴーのお漬物とレモンがトッピングで乗っています。
情人果の「情人」の意味は恋人の意味です。
甘酸っぱい初恋の味がトッピングされています。
お店の場所は孔子廟のすぐ近くです。大きな看板があるのですぐにわかると思います。
開店は11時からです。私は10時45分に到着してシャッターが開く前から待機していました。
しかし、既に何人かの人はテープルに座って待っていました。
フルーツを売っている果物屋ですが、みんなマンゴーやフルーツのかき氷をオーダー。
オーダーの方法はお席を取って、それから伝票にテープルの番号と食べたいものを記入します。
まだ準備中なので順番に伝票を重ねてカウンターに置いておきます。
11時過ぎてお店の人が来てその伝票をチェックし始めました。
伝票を持っていくのにも行列ができています。
そこで伝票の金額をお支払いして(現金のみ)やっとオーダーが完成します。
お店の方は日本語は通じませんが、伝票にテーブルの番号と、食べたいものを記入すれば大丈夫です。
私は 看板商品の芒果牛乳冰(マンゴーミルクカキ氷)160元にしました。
他にはマンゴーミルクカキ氷 プリントッピングは190元。
カットフルーツではスイカ、パイナップル、グァバが各35元。
ミックスフルーツ小50元。中100元、大200元。
カキ氷では、何もトッピングがないもの25元から一番高いマンゴーミルクプリン190元迄です。
その他、アズキ、スイカ各40 元。チョコバナナミルク55元。プリンミルク60元。など、その他たくさんの種類がありました。
とても良心的なお値段だと思います。
しばらくして、運ばれてきたマンゴーかき氷は大盛りの感じです。
普通のマンゴーかき氷の上に情人果と言う青マンゴーの甘酸っぱい味のお漬物とレモンもついてるのがちょっと違いました。
中の氷は、柔らかい氷というよりかは、カリカリとしたした食感です。
暑い台南にはこのようなかき氷の氷の食感が似合うと思いました。
そしてかき氷の中央にはマンゴーのペースト入りです。
氷だけではなく、最後まで飽きることなく楽しむことができました。
レモンと、青マンゴーのお漬物も良い組み合わせですよ。
もちろんトッピングのマンゴーも最高に甘くて柔らかく美味しい本場のマンゴーでした!
食べ終えて帰る頃にはすごい行列ができていました。
夏場限定で果物のかき氷はありますが、冬の場合はあったかいお団子のスープやぜんざいみたいなものを売られています。
またカットフルーツは年中あります。
莉莉水果店
台湾台南市中西區府前路一段199號
アクセス 台南駅からタクシーで10分
営業時間 [火-日]11:00-22:30
ウェブサイトは http://www.lilyfruit.com.tw/
電話番号 +886-6-2137522
台鐵台南駅前の北站より2路バスで「孔廟」下車、徒歩約1分。
周氏蝦捲
周氏蝦捲は海側の安平エリアで有名なお店です。
台南に行ったら毎回のように立ち寄るお店です。

いつもとても混雑しています。
オーダーの方法は先にお席を確保します。
二階席もあります。
その後一階に置いてある伝票に、食べたいものの数を記入してお会計をします。
お会計後はその場でお料理をどんどんトレーの上に載せてくれますのでその場で待機します。
紅茶などのドリンクは20元でセルフサービスです。
入り口から右側にドリンクコーナーがありますので、紙コップをくれますので、自分で入れます。
ちなみにおかわり自由です。
紅茶は甘かったです。汗。
今回は二人分オーダーしました。

これが蝦捲です!海老が練り物と一緒に揚げてあるお料理です。
とてもおいしいてすよ。

ダンツーメンもさっぱり味で良いお味です。

その他ほうれん草と紅茶も追加しましたが、お値段も安くておいしいお店でした。
周氏蝦捲
お店のご紹介はこちら
台南-總店/伴手禮部
電話:(06) 280-1304
時間:10:00~21:30
住所:708台南市安平區安平路408-1號
台南のレトロなスイーツ店「懷舊小棧豆腐冰」

懷舊小棧は五妃廟という静かな廟の前にあります。
とても賑わっていて、人だかりのできているお店です。
あまりにもたくさんの人がいたので、これは無理かと思いましたが、テイクアウトの人も多かったので、店内でちょっと待っていると、入れました。

懷舊小棧は豆花のお店です。
真っ白な杏仁豆腐に綜合というミックスタイプのトッピングを追加しました。
あずき、ハトムギ、緑豆の三種類です。
上には練乳がかけられています。

杏仁豆腐

下にはカキ氷がはいっていて、量が多いと思う思いましたが、完食してしまいました。
真っ白な杏仁豆腐は淡白でおいしかったです。
お店のご紹介はこちら
懷舊小棧豆腐冰
住所:台南市中西區五妃街206號
電話:06-2158157
AM 10:30~PM 22:00
台南グルメ攻略まとめ
他にも台南には碗粿、ダンツーメン、米糕など、おいしい台南グルメもあります。
花園夜市などの夜市グルメはまたいろんな種類があり、語り尽くせない感じです。
台南の「棺材板」などのおもしろグルメのいくつかは、台北にある台南レストランや夜市で見ることもあります。
皆様台南のおいしいグルメをお試しくださいね。