ニーハオ!
Taipeijinです。
苗栗県は台湾の中部に位置し、新竹県と台中県に挟まれている県です。
日本人の観光のガイドブックにはあまり出てきませんが、Taipeijinは注目している県になります。
ガイドブックに載っていないレア情報です。
台湾の原風景というか、農耕民族として進化しているアジア人の風俗が垣間見えるところが好きです。
客家の方も多く住んでいるエリアです。
Taipeijinは車を運転して苗栗まで。
苗栗と言っても広いので、今回は銅鑼/トンローエリアのご紹介です。
以前は大湖エリアについて書いてみました。
大湖エリアはいちごとチョコレートが有名です。
同じ苗栗でも銅鑼とは全然違う雰囲気です。
過去記事は下をクリックしてくださいね。
/苗栗県大湖観光情報
Contents
客家のオモシロレストラン苗栗故事館
苗栗故事館という面白い客家料理のレストランでランチしました。
台湾人の友達が予約してくれました。
この日は8人くらいでワイワイとランチです。
日本人は私だけで、他の人はみんな台湾人です。

内装が独特です。
レトロなポスターや写真などが壁に節操無くベタベタと貼ってあります。
置物も何でもかんでもてきとうに価値のあるもの、無い物がごった煮のように並べられています。
置いてあるものは、そこはかとなく昭和感が漂っています。笑。
こういうの好きな方ははまりますよね。
Taipeijin的には雑然としすぎている。というのが正直な感想でした。笑。


この日は1テーブル2000元のお料理でした。
まずは客家のお餅が出て来ました。これはサービスのようです。
いやー、客家のお餅は美味しくて大好きです。テンション上がります。
柔らかな白いお餅にパーナッツのパウダーと一緒にいただきますよ!
うーん。美味しい!

出てくる出てくるという感じで、瞬く間にテーブルの上にがお料理で埋め尽くされてしまいました。
牛肉の五香粉の煮物スライス、紅白の湯圓スープ、キャベツの炒め物、もやしの炒め物、筍と豚肉と福菜というお漬物のスープ。地鶏の蒸し物、チャーハン、客家の玉子焼き、空芯菜、客家板條という麺など。もりもりと出てきました。
田舎のご飯は安くて美味しいですね。
お味もそれぞれ良かったです。
最後にはデザートのレトロな手作りアイスも出て来ました。

苗栗故事館
住所:苗栗縣銅鑼鄉中正路192號
電話:+886 3 798 1736
時間:09:00-20:00
銅鑼茶廠
銅鑼にはスタイリッシュなウーロン茶の観光工場もあります。
銅鑼茶廠は銅鑼を代表するお茶の工場です。

ウェブサイトはこちら
銅鑼茶廠は苗栗県の銅鑼鄉にあります。
台灣農林股份有限公司北、中、南部の五つのお茶の工場の一つです。
大渓老茶廠の系列のようです。
どちらも不便な場所にありますが、Taipeijinの好みとしては銅鑼茶廠の方が好きです。
銅鑼のお茶畑の地形は丘陵の台地で、地質は酸性粘土質の赤土の泥土壤になります。
日中と夜間の温度差が激しく、濕度が高いため、お茶の茶葉生育に適していて、茶葉に厚みがありお茶の香りが濃くて良い茶葉が採れます。
銅鑼茶廠で主要に生産されているのは東方美人茶、蜜香紅茶、緑茶、烏龍茶です。
もっとも代表的なのは東方美人茶(俗称 膨風茶と言います。)です。
お茶もいろんな種類が売られています。
パッケージは紙や缶や大きさやお値段もいろいろと品揃えがありますので、きっと気にいるお茶があると思います。
おしゃれな缶も多かったてす。
お茶以外のお茶器やお急須、陶器製品も素敵なものがありました。
一面が大きな窓になっていて外を見ることができ、電車の線路を通る列車を眺めたり、下に広がるお茶畑に降りてお写真を撮ったり楽しい時間を過ごしました。
この茶園で栽培するのに一番最適な品種が東方美人茶になります。
每年全国大会に参加し、苗栗の東方美人茶はコンテストで高い評価を得ていて、毎回各項目で大賞を受賞しています。
茶園の総面積は約30ヘクタールで,自然農法、有機栽培をしています。
銅鑼茶廠のカフェがとても素敵でTaipeijinもお気に入りです。もう数回訪れています。
お茶受けもチーズケーキや台湾らしい茶玉子という烏龍茶で煮込んだ玉子もあります。
お茶を頼むと大きなポットもついてきます。
このポットの中のお湯がなくなった場合は受付に持っていくと、またお湯を入れてもらえます。
一番上の画像の青緑色のポットなのですが、買いたい。と思いましたが、売られてはいませんでした。
一服の風景画のような茶畑をみながら、美味しいお茶を飲んでまったりとできます。

銅鑼茶廠
住所:苗栗縣銅鑼鄉九湖村九湖132-16號
時間: 月曜日から金曜日:10:00AM~17:00PM
土曜日と日曜日10:00AM~17:30PM
入場券:NT100元/人
ただし、館内の消費に適用できます。お土産、カフェに使用できます。
120公分以下の子供、心身障害者は無料
ガイドの時間(中国語):平日/ 11:00、14:00 ;休日/ 11:00、14:00、15:30, 約40分鐘 (ビデオ10分、ガイド30分)

樟脳の工場
綺緣樟腦觀光工場は精油や樟脳、ヒノキのオイルなどを製造している観光工場です。
ショップもありDIYをすることもできます。
日本人観光客は全く見たことのないエリアです。
というか台湾人もあまり知らないのですが。
台湾人を案内して行くとびっくりされます。苦笑。
台湾は実は樟脳の木が多く植えられていて、樟脳の工場もあります。
樟脳は医薬、防虫、防臭、防腐剤からセルロイドの原料や火薬原料まで幅広く利用され、清の時代から海外に輸出されていました。
日本統治時代にも塩と樟脳は専売局があり、日本に輸出されていました。


このあたりの産物の樟脳の他にヒノキのお精油やオイルもありました。
森林浴をしているような香りに癒されますよ。
シャンプー、石鹸、お精油、ボディクリームなどの製品もたくさん販売されています。
天然のヒノキのオイルやお精油にも力を入れているようです。
もともと高価なものですので、お値段も結構します。
同行者は苦茶油を買っていました。苦茶油とは日本語では椿油のことです。
台湾では乾麺というおつゆのない麺を作る時に上からかけたりして食用に使っています。
体に良いオイルだそうです。
ヒノキや樟脳の香りが立ち込めています。
ただし、樟脳アレルギーの方はご注意くださいね。
[綺緣樟腦精油觀光工場]
住所::苗栗縣銅鑼鄉樟樹村竹圍2號
時間 :8時30分~17時30分
電話:(037)987-899或04-25825888
ウェブサイトはこちら
その他11月期間限定銅鑼杭菊祭
銅鑼杭菊祭という小菊の満開の季節にも銅鑼エリアは賑わいます。
銅鑼に植えられている杭菊/ハンチュイという漢方薬用の菊の花が満開になる頃は壮観です。

大体11月の中旬くらいが満開で、その前後一週間くらいの短い期間になります。
ほとんどは白い花の菊の花なのですが、一部は黄色やピンク色のもあります。
銅鑼杭菊祭というイベントが各地で行われていて、付近の農産物や菊茶、などの展示即売会が行われています。
11月の一ヶ月だけのイベントですが、見に行ってみたら壮観でした。
銅鑼エリアには他に「客家園区」という客家のテーマパークやサイエンスパークも作られています。
以前全て行ったことがあります。
同じ苗栗エリアでも少しずつ違う魅力をお伝えできたら嬉しいです。