ニーハオ!
台北人/Taipeijinです。
台湾人の困ったちゃんとの付き合い方について書いてみます。
仕事や日常生活で発生する人間関係はやはり日本とはちがいますので、たまに地雷を踏みそうになります。
今回は二つの例をあげてみます。
Contents
温泉行きたい
ある日の夕方五時過ぎに突然オフィスに1人の女性が現れました。
この方誰かしら?
顔はなんとなく覚えていたのですが、名前はわかりません。
台北人、天才的に人の顔とお名前が覚えられません。笑。
とりあえず、
「お久しぶりですね。」
と言いました。
この方誰かしら。と思案していると次の言葉が
「私と温泉に行きませんか?」
って突然の温泉のお誘い。
(はあー?びっくりびっくりびっくり!もうすぐ家に帰る時間なのに?約束もしてないし。)
今日はちょっと無理です。ごめんなさい。と言いました。
すると、今度で良いです。とのこと。
なんでも温泉券を持っているとのこと。
今度お茶でも一緒に飲みましょう。とも言われました。
携帯電話の電話番号を教えて。と言われました。
したくなかったのですがラインも交換しました。
今度一緒に温泉行きましょう。とまた言われました。
やっと思いだしました、子供の幼稚園の時のクラスメイトのママでした。
この方かなり連絡が無かったのですが、なぜ突然現れたのでしょう?
しかもいきなり温泉で裸の付き合い?
ないわ〜ないわ〜苦笑。
どうやって行くの?と聞いたら「わらかないけど〜。」って。
彼女の持っている温泉券は陽明山なので、車で行かないと不便なところです。
結局私が車の運転ができるのを知っているので、足代わりに使おうと思ったみたいです。
それからラインが頻繁に来るようになりました。
台北人、朝から晩までかなり多忙で、ラインの数も半端ないのですが、彼女の内容は
今日のお昼ご飯何食べるの?
温泉行きたい。
など、あまり意味がないのです。というかどーでも良い内容。
私達は良いお友達ですね。とも言われました。
いつ友達になったの?びっくり
一度もランチもお茶もしたことないよ?
どんな人かも知らないし。
結局しばらくして彼女の意図がわかりました。
某オフィスで、お願いした仕事の結果が良く無かったので、うちのオフィスでやり直しをしたいそうです。
「友達」だから便宜を図ってくれるでしょう?
有妳真好!と言われました。
有你真好/あなたがいて本当に良かった。という意味です。
言われると、人様のお役に立っている実感があって、とても嬉しい言葉ですね。
ところが、嬉しくない別の意味の場合もあります。
単に利用しようとして近づいて来たのがミエミエです。
この方、お金持ちの有閑マダムなのですが、以前ケチなことをされたのを思い出しました。
それから、ラインはスルーすることにしました。
ちょっと怖い方でした。
多分全然友達がいなくて、数年前の子供の幼稚園つながりという薄い縁で来られたようです。
迷惑かけられるのが、見え見えでした。
結局無視を続けて撃退しました。
こういうお付き合いは不毛です。
日本に行きたい
Taipeijinは定期的に体のメンテナンスのために、マッサージに行くようにしています。
結構あちこちのマッサージ店に出没しています。
疲れている時は何も話さない「マグロ」のように横たわっています。苦笑。
たまにおしゃべりしたりもします。
あまり知らない人とおしゃべりするのは好きではありませんが、話しかけられれば対応します。
先日は30歳くらいの若い男性でした。
普通はおじちゃん、おばちゃんの年齢が多いので、かなり若い方です。
「あなたは台湾人ですか?」と聞かれたので、
「違いますよ。日本人ですよ。」と答えました。
多分発音が違うと思ったんでしょう。
一般に日本人観光客は中国語が話せない方が多いので、下手でも一応中国語がしゃべれる日本人ということで、いきなり色々と聞かれました。
旦那さんの仕事は。とか。どこに住んでいるのとか、いきなり個人情報を普通に聞かれます。
適当に対応していたら、
「今度一緒に日本に旅行に行きましょう。」って。
はぁ???はあ??いきなりそういう展開なの??
マッサージ店にお客に来て揉まれ始めてまだ10分。
私はこの人が誰なのか名前も何も知らないのに。
一緒に旅行ー??ないわー。ないわー。
「あなたの旦那さんと僕の彼女と四人で日本に旅行しましょう。どこがいいですか?」って。
は−?ありえないでしょう。
どういう発想してるのよ。旦那も聞いたらびっくりだわよ。
一緒に行って通訳して欲しいって。
おいおいなんで私があなたのために、時間とお金を使って日本に行って通訳しなくちゃならないの?
それ疑問に思わないわけ?言わないけど。言っても無駄だけど。
日本のどこに行きたいの?
って聞いたら、わからないそう。
シーフードが食べたいって。
日本は周りは海なので、シーフードだけで観光地選ぶのもねぇ。
結局曖昧に話をはぐらかしながらマッサージを終えました。
冗談じゃないわ。
台湾では人を利用する為に強引に友達になろうとする方が時々いらっしゃいます。
ぐいぐいきますよ。笑。
利己的な方ですね。(一部の方ですが)
そういう方とはお付き合いしないのが何よりです。
色々迷惑をかけられますから。
台湾人の困ったちゃんとの付き合い方
時々地雷のような人がいますので、かわしながら警戒してしまいます。
台湾人は人が良い方も多いのですが、自己中の方も多いと言うか「言ったもん勝ち」の人も多いので、その場合はうかつに返事をしないようにしましょう。
きっちり断ってもさらっとされる方も多いです。
要求が通れば儲け物という感じですね。
あまり深く考えてない場合もあります。
こちらが深刻に悩むのも無駄。という感じのこともありますね。
ただ、メンツを潰されると根に持つ人もいますので、メンツを潰さないように断りましょう。
家庭の事情とか年長者の体調が悪いためとか。
ウソをつくのはよくないですが、自分を守り、相手を傷つけない程度ならよしとしています。
ちょっと体の調子の悪い親戚の病院通いを手伝っているとか、親戚の小さな子供の面倒を見ている。とか。実際にやっている小さなことを膨らませてお断りの言い訳に使ったりします。
普段からの人間関係やコネ関係などが複雑に絡み合う台湾の社会です。
台北人は人のお役に立つのは大好きですが、利用されるだけの人間関係はお断りしています。
そうして、どんどん強くなっていく台湾ライフなのでした。
台湾人の困ったちゃんの「地雷」を踏まないように台湾道を歩いて行きましょう。