ニーハオ!台北人/Taipeijinです。
台湾人と日本人のプレゼントの感覚は若干違うことがあります。
台湾人はどんなプレゼントをもらったら喜ぶのでしょうか。


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台湾の人の喜ぶプレゼント
ビジネスでの台湾人へのプレゼントや、あるいは友達へと、台湾人に知り合いのある方はプレゼントに悩むことがあると思います。
台湾人はどんなものをプレゼントされたら喜ぶでしょうか?
もちろん相手方の個人の趣味や好物がわかっていれば選ぶのに苦労はしませんよね。
わからない場合は、はっきりと金額が高いとわかる物やブランド品をもらうともちろん喜ぶと思います。
ブランド品はロゴがさりげなく付いていて、わかりにくい物より、はっきりとわかるものの方が良いと思います。
以前日本人の知人が台湾に遊びに来られた時に椎茸をお土産にいただきました。
日本に住んでいる台湾人に聞いたら椎茸の乾物が喜ばれると言われたそうです。
乾燥椎茸、実は台湾にもたくさんあります。
いただいてもあまり嬉しくなかったので、喜ぶのに苦労しました。
後日他の台湾人の友達に、なぜ椎茸が嬉しいのか質問したところ、大分産のどんこ椎茸などは特別な品種管理などをしているので、台湾産のとは品質が違うということで、喜ばれるんだそうです。なるほど。
プレゼントの見た目に関しては、大きい物や持ち重りのする物の方が良いと思います。
プレゼントしてはいけないもの
プレゼントしてはいけないものは壁掛け時計目覚まし時計などの時計類です。
時計
なぜなら時計という中国語の発音は終わると言う意味で縁起が悪いからです。
ハンカチ
またハンカチも涙を想像するので良くないと言われています。
扇子と傘
お扇子も傘も発音が良くないらしいので、避けたほうが良いと聞きました。発音が散る。という意味になります。
外国製品なら無難
台湾人にプレゼントはズバリ外国製品が喜ばれると思います。
台湾人は日本製のものを好きな方は多いです。
お菓子類はあまり小さな箱よりも大きめの方が良いと思います。
見た目が小さいとケチっぽく感じられるかもしれません。
同じ物を三箱とかも大丈夫です。
なぜなら台湾人は家族や親戚が多いので、おすそ分けに配ることが良くあります。
普通は羊かんなど甘すぎるものはあまり好まれません。
でも、旧正月の前でしたら、木箱入りの羊羹やカステラなどは喜ばれると思います。
旧正月中は割と甘いものの需要は多いです。
来客もありますし。
ハンドメイドのものもOK
また意外と手作りの食べ物なども喜ばれます。
人の好みによりますが、ハンドメイドのケーキとか、クッキーとか。
なぜかと言うと手作りのものは防腐剤とか保存料などの添加物が入っていないので、安全だからです。
プレゼントの物語

プレゼントを差しあげるときにその物語をお話ししてあげるとそれも喜ばれます。
例えば行列のできる所に1時間ぐらい並んで買ってきたとか、一ヶ月待ちの人気商品だとか。
外国製品でしたら、宮内庁御用達の老舗であるとか、海外の王室が買っているメーカーとか。
そういうことで熱意や特別感を感じて感激されます。
入手困難なものや人気で行列のある所のものを差し上げるととても喜ばれます。
外国製品で、注意した方が良いことは、食品以外の場合は、使い方がわかりやすい物が良いということです。
使用方法が外国語で、読めなかったりすると、めんどくさい。と思われます。
パッケージも綺麗な方が高級感があり、喜ばれます。
どちらかと言うと小さいものよりは大きなもの、軽いものよりは重いもの、持ち重りのするものが喜ばれます。
ネクタイなどはあまり喜ばれないかもしれません。
台湾人はスーツを着る習慣があまりなく、仕事でもカジュアルな服装スタイルが多いので、ネクタイを締めるのは、あまり日常的ではありません。
セールスマンの場合はスーツの方もありますが。
彼女とか母親以外の場合はネクタイはあまりプレゼントには選びません。
金額を聞かれてドン引き
台湾人は何かをプレゼントするとこれはいくらなんですか?と聞かれることがたまにあります。
身内にプレゼントした時に、これはいくらですかと聞かれびっくりした事があります。
そういう習慣なので仕方がないと思うことにします。全然悪気はないんです。
文化の違いなんですね。
高いものが上等という意識は根強いです。
以前姑に中国風のデザインのベストをプレゼントしました。
次に現れた時には同じ布地の上着を着ていました。
デパートで交換してきたようです。
ちょっと凹みましたが、自分の好きなものに交換することもあるようです。
好きな物に交換した方が合理的だという事なんでしょう。
これもよくあることのようなので、気にしないことにしました。
他の日本人妻も同じような経験をされた方がいらっしゃいました。
日本と台湾と色々と違うプレゼントの習慣でした。
似ているところも有れば、ちょっと感覚が違うところもありますね。
プレゼントを渡す時
またプレゼントを渡す時についてですが、相手の家やレストランで品物を渡す時も、オーバーなリアクションはしません。
割とひっそりと?渡します。
欧米のように直ぐに開けて、喜ぶようなリアクションもありません。
結構地味な感じです。
ちょっと申し訳ないというか、恥ずかしがるような雰囲気があります。
その場でお礼は言いますが、日本人のように次回会った時には二度目のお礼はあまり言いません。
何度も言うと、そのプレゼントをまた催促しているようなニュアンスになるそうです。
もし、台湾人にプレゼントをもらったら、その場ですぐにお礼を言い、次回には言わないようにしましょう。
何度も言うと、催促だと誤解され、この前のプレゼントがまだ欲しいのだな?と、思われて同じものがまた届くかもしれません。
どちらにしても、喜んでもらえるのはプレゼントは品物よりも、その気持ちというか真心なのかもしれません。