ニーハオ!
台北人/Taipeijinです。
忘憂森林に出没!
忘憂森林とは簡単に説明しますと、台湾の中部の南投県の山奥にある秘境です。
台湾好きな方たちの間で最近インスタで脚光を浴びている「忘憂森林」とは一体どんなところでしょうか?
去年(2017年)の7月に訪れた際の旅行記をまとめてみたいと思います。
当時はネット上にもほとんど日本語による情報がありませんでした。

南投の山奥で人気のある森林地帯「渓頭」よりも、もっと奥にある忘憂森林(ワンヨウセンリン)は、秘境の部類になります。
近くには妖怪村というテーマパークがあり、たくさんの観光客で賑わっています。
Contents
忘憂森林に行くまで
忘憂森林は、はっきり言って難易度高いです。
台湾の観光では上級者編になります。
交通は車やバスで忘憂森林の途中迄行きますが、到着まではまだちょっと距離があります。
近くにある数軒のお茶屋さんが往復200元で提供している四輪駆動のシャトルバス(台湾語ではジエボーチャ)に乗り換えて、悪路のほそーい山道を駆け上がります。
徒歩の場合は30分くらいかかります。
急勾配ですが、体力に自信がある方は歩きでも大丈夫だと思います。
最初お茶屋さんの客引きに騙されているのかと思いましたが、乗せてもらうことにしました。
あまり情報がなかったのすが、シャトルバスに乗って正解でした!
200元を支払うと、領収書の代わりにお店の名刺の裏に人数が書いてあるのを貰いました。
私と旦那でしたので、“二人”と書かれました。
帰りに必要ですので、無くさない様にしなければ。
しばらく車を待ちました。
人数が揃うまで出発しません。
シャトルバスの場合は10分くらいで忘憂森林の入り口まで行けます。
非常な悪路で四輪駆動でなくては登れない急勾配です。
なるほどシャトルバスに乗り換えることを勧められたわけです。一般の普通車では無理です。
道が整備されていないので、車が前後左右に揺れて乗客は叫びまくりです。
道幅も狭く、対向車はすれ違うのが難しいです。
人生初めてレベルのものすごい道でした。
口から内臓出そうでした。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
車酔いとは別レベルの激しさでした。
はっきり言って怖いです。
安全面には問題がありますので、自己責任で乗りましょう。
学齢前の子供やお年寄りには無理だと思います。
心臓病や高血圧の方も要注意です。
運転手の運転も荒くて、細い道をガタガタ揺らしながら猛スピードでした。
ちょっと生命の危険を感じました。
車中から風景写真を撮ろうとしても,携帯やカメラが振り落されそうです。
お尻が浮くくらいのある揺れでした。泣。
さて、四駆でいける所まで行くと、あとは車は駐車場が無いので、すぐに引き返す。とのこと。
「帰る時には電話してください。」と言われて放置されました。
ちょっと不安になりました。
周りには小さなお店が1つあるだけでした。
近くの立て看板に運転手の携帯電話番号が描かれていました。

帰りには電話をしなくても、お客さんを乗せて来た折り返しの車に乗れば大丈夫でした。
但し、乗ってきたお茶屋さんと同じ車に乗りましょう。
お茶屋さんはいくつかありますので、お金を支払ったところの車に乗らなければなりません。
秘境の為、あまりこのような情報が無く、事前に知らないことが多くて、行ってみてびっくりでした。
インスタの美しい写真を見てウカツに行くと、腰を抜かすかもしれません。笑。
山道をしばらく歩きます
あとはまだ各自で山道を登ります。
入り口付近にはお茶畑が広がっていました。
その後のケモノ道の様な細い道です。
忘憂森林の入口を入ると、標識があるので、それに従って山を進んでいきます。
前日雨が降っていたらしく、下のケモノ道はドロドロです。
スニーカーなど、歩きやすい靴を履かれることをおすすめします。
歩きはじめて10分ほど経つと、突然忘憂森林が見えてきます。
割とすぐに辿りつくことができますが、道がぬかるんで滑りやすかったりちょっと危ないところもあります。
地面が滑りそうでした。平面ではなく傾斜があります。
ここで転んだらアウトだと思い、気をつけて歩きました。
10分位歩くと、池が見えてきて、枯木立の群が見えてきます。
フォトジェニックな忘憂森林
水に浸かった枯木立群。
それが忘憂森林です。
うれいを忘れる森林です。
名前の通り神秘的な光景でした。
ここは以前は普通の森林でした。
1999年の9月21日に南投が震源地の大地震があった時に地形が変わり、堰きとめられた雨水が溜まり、池になりました。
南投縣を震源として起こったマグニチュード7.6(最大震度7)の大きい地震がこのような奇跡的な風景を作り出しました。
その後ずっと水が溜まっていた為、木立は枯れてしまいました。
そうして枯木群ができました。
忘憂森林のベストシーズンは?
忘憂森林は11月から4月まで降水量が減り、森林に水がなくなる渇水期というシーズンに入ります。
そのため、お水のある5月から6月が一番おすすめです。私達は7月に行きました。
標高が高い山の上は気温が低いため、夏でも下界より寒く感じます。
軽い上着を持参すると良いと思います。
忘憂森林自体は、ゆっくり歩きながら見てまわっても30分から1時間くらいで十分だと思います。
フォトジェニックな写真スポットは?

フォトジェニックな景色を写真や動画に撮っておきましょう!
YouTubeを作ってみました。
来るまでの苦労?も忘れられました。
ようやく到着すると来てよかったー。と思いました。
憂鬱も晴れそうな絶景でした。
お天気でしたので、くっきりと見えました。
立ち枯れた木々とお水の風景はありそうでない感じですね。
大きな木の切り株があり、順番で上ってお写真スポットになっています。
旦那が登れと言うので、登ってお写真撮って貰いました。
あとで見せてもらったら人物だけで、下の切り株が写っていない!
これじゃあ、どこにいるのかぜんぜんわかりません。
なんの為にわざわざ登ったんでしょうか!
一枚だけ少し切り株のがあったけど、下の水も写して欲しかったなー。
登るのけっこう大変なんです。
忘憂森林に行ってみた感想
フォトジェニックで美しい特別な風景なのですが、やっぱり秘境です。
移動時間がかかる割に、滞在時間は短くて他に食べるところもトイレも近くにないところですので、よっぽど好きな方以外は南投旅行の場合は他のルートを考える方が良いと思います。
もし行かれる場合は晴天の朝をオススメします。
午後からは霧が出たりします。
忘憂森林の気温は この日は21,5度でした。
下界は36度でした。気温差が激しいですね。
海抜2000メートルのところですので、急に天候が変わる場合があります。
雨具の用意をする方が良いですね。
私は車で行きましたが、かなり時間がかかると思います。
台北から車で5時間以上かかりました。
難易度高いです。
台湾の観光では上級者編になります。
バスの場合は前の日に台中か南投に宿泊する方が良いと思います。
フォトジェニックな忘憂森林で、思い出になるお写真撮りましょう!
茶屋の営業時間は基本的に午前10時から午後4時までです。
午前中に到着する方が良いと思います。
シャトルバスのあるお茶屋さんで行きも帰りもお手洗いを済ませておく方が良いですね。
準備するものまとめ
忘憂森林にいくために準備する方が良いものをおしらせします。
携帯すべきもの
上着
傘も雨具
歩きやすい靴
強い心臓?
一度は行ってみたい秘境の忘憂森林のご紹介でした。
もし、この記事がお役に立てると嬉しいです。
忘憂森林
住所:南投縣竹山鎮大鞍里溪山路3- 25號
https://goo.gl/maps/MeMYBR9Ukqv